ヤンキーになりたかった

食う寝る遊ぶエビデイ

宝多六花さんが可愛いって言うだけの記事

最近はどうにも仕事が忙しく、まったく記事を更新できないでいた。

だから、本来こういう記事は各クールの初月にすべきなのだから、いまさらしてしまう。

今クールは、どんなアニメを観ていますか?

 

テレビアニメの大きな目的に原作の宣伝があるのなら、今クールそれにもっとも成功しているのは『転生したらスライムだった件』だろう。

その他、残虐・陵辱描写*1で話題となった『ゴブリンスレイヤー』や、作画崩壊*2が凄まじい『俺が好きなのは妹だけと妹じゃない』など、話題作はいろいろある。

だが何につけても、ツイッターやpixivなど、日本のオタクが集まりやすい場所で話題になっているのは『SSSS.GRIDMAN』だろう。

 

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『SSSS.GRIDMAN』(以下、『GRIDMAN』と表記)は、TRIGGER制作のTVアニメーション作品だ。

円谷プロの特撮作品『電光超人グリッドマン』を原案とする完全新作作品となっている。

戦闘時の電柱の描写や、グリッドマンが街に降り立つ際の粉塵、なアクションや、敵襲に際して場所や時を構わず鳴り響くプライマルアクセスターなど、特撮ファンを懐かしい気持ちにさせる描写が徹底されている。

 

なるほど確かにフェティッシュだ。特撮フィルムのファンが頷くのも分かる。

しかし、興を削ぐようで申し訳ないが、問いたいのである。

これ、本当に面白いのか? と。

 

私は『GRIDMAN』を、ツイッター上での盛り上がりに当てられて2話「修・復」から観始めて、現在は最新話の7話「策・略」まで一通り一回ずつ視聴している。

2話は面白かった。

戦闘により壊れたはずの街が修復されている、というある種のお約束への疑念が挟まれるという深夜アニメ的なメタ視点から、数人が数年前に死んでいることにされているという事実が挟まれることで戦闘に緊張感が生まれる。

なるほどこれは面白いなー、とか無邪気に言いながら3話「敗・北」を観た。

1話に描かれていたであろう「出会い」、そして2話で生まれた「疑念」。では、3話は何を見せてくれるのだろう? と思っていたら、何も起こらなかった。

 

敗北か!? 前話の危惧が現実になった! 一体どうするんだ、グリッドマン

と思っていたら、あっさり「生きていた」と判明。新世紀中学生たちの登場もあまり盛り上がらず、あっさり復活したグリッドマンは、割とあっさりと敵を退けてしまう。

以降、4, 5話は何となくテンポが悪く、ぶつ切りみたいな感じで話が進み、どうにもつまらない。

6話は「とうとう世界の謎が明かされるぞ!」といった具合だったのだが、いかんせんOP明け最初のCMでわりともうネタバレされているのでいまいち盛り上がれない。

また4話以降は、今のところ敵陣営である新条アカネ(上田麗奈)がグリッドマンの正体を探ろうとするストーリーが展開されているが、視聴者は登場人物同士の関係図を知っているし、肝心の探偵となるアカネの中でほぼ答えは出ているし、アカネの方に正体を隠す気がないので行動も大胆になりがちだ。だから、「バレちゃうよ! もっと慎重に行動して!」なんて応援しようにもそれが成立しないので、どのような気持ちで見守ればよいのか分からない。

 

正直言って、べた褒めできるストーリーテリングではない。

また私は作画オタクでもなければ熱心な特撮ファンでもないので、円谷プロ作品のオマージュを込められてもよく分からないし、電柱の描写などにも特に心沸き立たない。

と、まあ不満ばかりを述べてしまった。

これでは文句を言うためだけに観ている口うるさいオタクみたいだ。非生産的だし観るの止めたら? とオタク働き方改革を勧められても文句は言えない

しかしそれでも私が『GRIDMAN』を毎週欠かさず観ているのは、ヒロインがどちゃくそ可愛いからだ。

 

『GRIDMAN』のメイン格ヒロインは2人いる。

主人公の響裕太(広瀬裕也)や内海将斉藤壮馬)と共にグリッドマン同盟ということになっている宝多六花(宮本侑芽)と先述の新条アカネである。

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私が『GRIDMAN』を知ったのは、このヒロインたちのファンアートをツイッター上で見かけたからだった。

今でこそ落ち着いたが、放送開始当初はpixivのランキングでも上位をこの2人のヒロインが独占状態であったほどだった。

まあ、それぐらいネットのオタクたちは、この2人に魅了されちまっていた。

 

 新条アカネは、端的に言えば胸が異様にデカいオタク女である。

そ、そんなおっぱいなんかに負けないんだから! なんて言っても、数々のオタク受けしそうな属性がありすぎてとんでもない。クラス一の美少女で誰からも好かれてるのにどこか闇がありそうだったり、実際に性格も生活も破綻していたり、怪獣オタクでLINEアイコンがレギュラン星人だったり。

そんな彼女は、オタクから「グリッドマンの上半身担当」なんて呼ばれている。

目を覚ませ。タイムラインがアカネちゃんのおっぱいと足裏に侵略されてるぞ!

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一方の宝多六花は、アンニュイな感じではありつつも、わりと普通なクールな子で、根が優しい女子高生として描かれている。

クラスでよく一緒に遊ぶ人もいるし、普通に音楽を聴いて、普通に勉強もしているようだし。おかしなところと言えば、スカートの丈より長いせいで何も履いていないように見える白いカーディガンを制服に合わせて着ているところぐらいか。

そんな彼女は、オタクから「グリッドマンの下半身担当」なんて呼ばれている。

目を覚ませ。タイムラインが六花さんの太ももに侵略されてるぞ!

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そう。困ったことに、このヒロインが可愛いのである(可愛い)

私は2話を観たときから宝多六花さんに魅了されてしまっていて、もう話がつまらん! とか憤りながら、ずっと宝多六花さんが画面に映ったり喋ったりするのを楽しみに『GRIDMAN』を観続けている。オタクはギャルが好きだからね、仕方ないね。

もう宝多六花さんが可愛くしてどうしようもない。画面に映るたびに注視してしまっている。イヤフォンの色が青ってのがセンス良いよね。昔使っていた青いイヤフォンを引き出しの奥から引っ張り出して、また真似してそれを使い始めるレベル(実話)

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そして、ちょっと炎上した抱きまくらのデザインにも採用された水着姿が5話「疑・念」にてお披露目になったが、他のキャラクターたちと比べてやけに気合が入っている。何なん? そのデザイン。

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ちなみに作中では、女子はみんなこんな感じのセパレート式の水着で、ラフティングをしている。頭がおかしい。

そして六花さんは、山の中に怪獣が現れたことを受けて走り出した裕太と内海を追って山道数kmをこの水着で駆け抜けた。頭おかしい。頭おかしいけど、裕太のことを真剣に心配してるっぽい感じ最高に可愛い。良いやつかよ。良いやつなんすよ。

 

6話「接・触」では、六花さんはアンチくんを保護しお風呂に入れる。シャワーを浴びさせゴシゴシと体を洗う六花のスカート+ジャージも素晴らしいし、怪獣であるアンチくんに果たしておちんちんはあったのかも気になるが、ここで大事なことは、いよいよ宝多家の中にカメラが入ったってことだ。

そして7話ではとうとう宝多六花さんの部屋にカメラが入ることと相成った。すげー! 女子の部屋だ! 女子の部屋だぞ!!

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この生活できるレベルには片付いてるけど適度にいろいろ散らかっている感じがたまらない。

は? 最高かよ。Macbookを使う女の子に悪い子はいないんですよ!!!

 

と、ずっと宝多六花さんを観るためと言っても過言じゃない感じで追ってきた『GRIDMAN』だが、6. 7話と話の核心に迫ろうとしているところで、まあその核心自体は先述のとおり「うん、知ってた」でしかないのだが、対比構造が明確に使われ始めてちょっと面白くなってきた感じがある。

アンチ(鈴村健一)くんのスペシャルドッグを踏むアカネが、自分が裕太にあげたスペシャルドッグを問川(湯浅かえで)らが遊んでいたバレーボールが潰したのを根に持って彼女らを殺した、とか、アカネ自身は裕太の部屋に不法侵入していたのに、アンチくんが部屋に入ったことにマジギレする、とか。

まあ、露骨とも言うがね。

 

女の子が可愛くて、かつ話が面白いならば最高である。

だから、ここから加速してくれるなら言うことはない。

もっ先へ、「加速」したくはないか? 少年――*3

 

新条アカネが敵陣営であることをグリッドマン同盟は認識したようだし、アカネに片思いしている内海と、彼女と幼馴染である六花が、どうアカネと関わっていくのかというのがこれからの主眼になるんだろう。

そして、そのなかで、黒幕っぽいアレクシス・ケリヴ(稲田徹)とどのように対峙していくのか。アカネやアンチくんはそこにどう関わっていくのか。そして、街に「外がない」という問題は物語上どう扱われていくのか。

気になる要素はたくさんある。散々言ってきたが、そっちも楽しみなのだ。

 

ちなみに、グリッドマンが敵2体に襲われてピンチに陥っているのに、特撮あるあるだ! とテンションを上げている内海を見るときの六花の目が大変良い感じにゴミを見るような目であったことも念の為触れておこう。

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このシーンの六花の目が、特撮ネタに反応する視聴者=内海に対する外部の冷静な目として、そして6話の内海と話すアカネは、彼(ら)を踊らせるクリエイターとして機能するんじゃないか、というメタ構造についてちょっと考えたけど、まあたぶんそんな話じゃなさそう。

 

兎角、私は宝多六花さんが可愛くて仕方がないし、彼女を見られるだけで『GRIDMAN』には大満足なのだ。

ED映像の、机の上にぴょこんと座る六花さんがめちゃくちゃ可愛い。

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私が気に入るキャラは、その多くが暖色系の髪色だったから、少しばかり驚きではあった。

アストルフォとか一色いろはとか。

そんなこと泉鏡花(『文豪ストレイドッグス』)以来だから、思い切ってファンレター書こうかと思った*4レベルだ。

とか思ってたけどよくよく考えたら耳郎響香ちゃんとか激推しだったわ。まあ、この記事では都合が悪いのであえて気づかなかったことにする。

 

けれど、宝多六花のそもそものデザインコンセプトは「手が出せない無理めの女子(TRIGGER内男性基準)」らしいので、私も例に漏れず惨敗するか、あるいは手が出せないんだろう。

「あの子は彼氏候補の男とグループでスノボ」に行き、「残された」私は「つぼ八で飲」むしかないんだろう。最高かよ(錯乱)

 

もう宝多六花をすこるしかない。そこにしか、現代の救いは残されていない。

 

 

*1:ゴブリンに噛まれて大出血した女神官ちゃん、助かっても絶対に何らかの感染症もらってそう。

*2:俺が好きなのは妹だけど誰だお前。

*3:もっ先 (もっとさきへかそくしたくはないかしょうねん)とは【ピクシブ百科事典】」を参照のこと

*4:「そんなことブランキー以来だから 思い切ってファンレター書いた」(忘れらんねえよ「CからはじまるABC」)