ヤンキーになりたかった

食う寝る遊ぶエビデイ

芳根京子のテンションで俺が死ぬ

いきなり個人的な話で恐縮なのだが、私はJR東日本の駅を利用して通勤している。

よくある平日勤務の職種なので、週に平均して5日は最低でもその駅を利用することになる。

土日も電車に乗って出掛けるとならば、もっとだ。

 

その駅にはいくつかモニターがあって、それぞれであのCMが流れている。

芳根京子のー!New Daysの〜〜〜〜Newッ!!

 

モニターは飽くことなく、芳根京子のNew DaysのNewを流し続ける。
今日も流れていたし、明日も明後日も、明々後日も流し続けるのだろう。

 


上の動画を見ていただけるとお分かりいただけると思うが、

芳根京子のNew DaysのNew」、バチボコテンションが高い。

なにが粒立ってるだよ。こちとらしばらく朝勃ちもしてねえんだぞ。

 

芳根京子のNew DaysのNew」のテンションが高いのは、べつに最近始まったことじゃない。

どうもこの画面に走り込んできたり滑り込んだりしてくるスタイルが確立されたのは、

去年の4月ごろのことらしい。

まあ、そんなことは知ったことじゃない。

べつに走り込んでこなくてもテンションがクソ高いことには変わりがない。

 

 

白ワンピースに麦わら帽子の、オタク絶対殺すウーマンの芳根京子

全身真っ青という驚愕のコーデを見せた芳根京子

こだわりの紅しゃけおにぎりを紹介する芳根京子

全部テンションが高い。

 俺の健やかなるときも病めるときも、

 「芳根京子のー!New Daysの〜〜〜〜Newッ!!」

 

もううるせえよ、と。

ライブで「ニシエヒガシエ」を歌うときの桜井和寿かよ、と。抗うつ剤を頂戴。

 

 

私の日常は、しかし、この 「芳根京子のー!New Daysの〜〜〜〜Newッ!!」という

テンションのバカ高い声と共にスタートする。

朝飯を食べると必ず腹を下すモーニングがダウナーの私は、このテンションに毎朝殺されそうになる。

毎日が芳根京子との命の取り合いで、心が叫びたがっている。

芳根京子のテンションが高いとき、次のカットの芳根京子もまたテンションが高いのである。

 

駅の階段を上ったその先のモニターに、

改札を入って真正面のモニターに、

駅の狭いホームの広告に、

電車内のモニターに、

芳根京子は存在している。

そんな芳根京子の猛攻をかいくぐりながら私は職場にたどり着く。

 

仕事をこなし、少しばかりの残業をして家路につく。

最寄り駅に着くと、

あの芳根京子の 「芳根京子のー!New Daysの〜〜〜〜Newッ!!」の

テンションがドチャクソ高い芳根京子ボイスに出迎えられ、

そして家の近所のファミリーマートに転がり込んだ私の耳に飛び込んでくる――。

 

 「運転免許持ってなかった~!!

 合宿免許WAO!宣伝隊長、南條愛乃です!!」

 

世界は今日も騒がしくて賑やかで平和だ。